コミュニケーション会話苦手克服③
コミュニケーションが苦手な人は、人前で緊張が激しく、極度のあがり症の方が多いです。
・あがるからコミュニケーションが苦手・・
・苦手だからコミュニケーションを取らない・・
そして段々と負のスパイラルに嵌って行くようになります。
この現象は対女性だけでなく、対男性に対しても、その傾向が見られる事からこのような原因に辿り着く事が分かります。
緊張やあがりの原因は?
それは、人一倍
「評価されないといけない」
「劣っていると思われたくない」
「絶対に失敗は出来ない」
「もっと自分を良く見せたい」
そのような気持ちが強く出てしまう事ですね。
これを良く考えて見ると分かるのですが、鉄の心を持っていない限り、誰だってこんな気持ちで人と接していれば、緊張やあがりは出てきます。
しかし、何故このような気持ちになってしまうかと言うと、相手が大切な人や、弱みを見せられない人や、評価をしてもらいたいと人一倍思っている人だからです。
そして、その時に成功体験ではなく、何らかの失敗体験をしてしまったので、尚更コミュニケーションに関して苦手意識が出て来た・・・
その気持ちが強ければ強いほど緊張してしまい、うまくいくものもうまくいかなくなるのですが、こうなった原因は、過去の失敗体験や恥ずかしい思いをした経験の積み重ねで更に増幅して行きます。
緊張やあがりは自分にフォーカスをしてしまう
したがって今度は、人に会う事で緊張してしまう自分にフォーカスするようになるので、ドンドンと性質が悪くなって行く・・・。
自信がない→本当はこう見せたい→意識が全部自分の気持ちに向けられる→その思いが強いので余計にうまく喋れない→自然体でなくなり更に緊張をする。
と言う感じですね。
これは、意識が外ではなく、自分に向けられてしまっている現象ですが、過去に戻って記憶を消す訳にも行きませんから、今、この時から直して行くしか解決方法はありません。
緊張やあがりの解決方法
その解決方法はと言うと・・・
・なぜ、過去緊張したのか良く考えて見る
・このような気持ちが自分の中にある事を意識で理解する事
・徐々に慣れて行く事
・開き直る事
・ありのままの自分だけれども向上はして行く意識を持つ事
となります。
まず、なぜ、過去緊張したのか考えて見ると、殆どの方が
・「評価されないといけない」
・「劣っていると思われたくない」
・「絶対に失敗は出来ない」
・「もっと自分を良く見せたい」
ここに当てはまっているのではないでしょうか?
また、その時、相手が大切な人や、弱みを見せられない人や、評価をしてもらいたい人が必ずいたと思います。
主に女性が原因だと思いますが、上司や部下、友人や仕事相手、グループでの活動でも同じ事です。
緊張やあがりをする人でも緊張しない時がある
これがどうでも良い人や、自分よりも格下だなと無意識で思っている人の前では緊張すらしません。
自分で過去に失敗と感じた経験があった人は、嫌な記憶が蘇り、似た様なプレッシャーを感じる場面では極度の緊張を感じてしまいます。
まずは、ここまでを理解。
次に「このような気持ちがある事を意識で理解する事」が、何故重要かと言うと、客観的に自分を分析出来るようになるからです。
このような気持ちを持っている事を理解していなければ、自分の中で何故緊張するのかが分からず、漠然としたストレスだけを抱えて何時まで経っても同じような場面で緊張をしてしまいます。
ですから、客観的に自分の気質を知る事で、ワンクッション置いて自分を見つめる事が出来て緊張をしても
「評価されないといけない」
「劣っていると思われたくない」
「絶対に失敗は出来ない」
「もっと自分を良く見せたい」
この気持ちが強く出てしまっているな・・と、理解して下さい。
そして、何故そのような気持ちが湧き出て来るのか?
何故、そう思ってしまうのか?を考えてみて下さい。
緊張を緩めるには俯瞰する
これは、人それぞれ微妙に答えは違いますが、緊張する場面でも、一旦、理屈で考える事で、ダイレクトに自分の感情を操作するのではなく、ワンクッション置いて自分を見つめる事が出来るようになりますから、他人事のように緊張は緩くなって行きます。
つまり、緊張している自分を、もう一人の自分が冷静にアドバイスをする現象が備わって来ると言う事ですね。
この癖をつけるまでは、似たような場面で、繰り返しの挑戦が必要になって来ますが、その都度、理屈で理解して行くと、以後、緊張はドンドン緩くなって行くので是非活用して下さい。
次が、徐々に慣れて行く事、なんですがこれは簡単に言うと、慣れる事によって今までの苦手意識を少しずつ払拭して行く事です。
しかし、その慣れでも、場に慣れるから、会話に慣れる、人に慣れるまで様々あります。
マインド強化ならばジャンプすると言う項目があるのですが、コミュニケーションが苦手な方は、もう既に無意識からの苦手意識を非常に強く持ってしまい、痛みは散々感じているはずなので、まずは一番ハードルの低い所からはじめ、2度と土台が崩れ落ちない様にはじめて行くのが良いでしょう。
緊張やあがりは開き直る事も大事
次に開き直る事ですが、これは考え方を改める事です。
例えば、今の自分よりも大きく見せようとし、他人に過大評価をしてもらっても、そう言った考えを持つ限り、いつでも肩肘を張り大きく見せようと努めなければいけなくなります。
更に、一度、自分を大きく見せてしまった場合、その相手と今後も頻繁に会うのであれば、それこそ会う度に本当の自分を隠して、大きく見せないといけなくなりますから、どうしても無理が出てきてしまいますよね?
ですから、ありのままの自分で過ごして行けるように、肩の力を抜いて、もう一度自分の存在を考えて見る事が重要です。
勿論、社会で生きていれば、時には虚勢を張らなければいけない場面が出て来ると思いますが、必要以上に自分を追い込まない様にして下さい。
基本、常に自然体です。
全ての人に好かれようとするのは不可能な事
そして最後が、ありのままの自分だけれども、向上はして行く意識を持つ事となりますが、今の自分の立ち位置を再認識し「この位置から向上して行けばOK!」と思って下さい。
この意識を持っていなかったので、無理をして大きく見せようとしますが、今いる、この場所から本当に大きくなって行けば無理をする必要もありません。
どれだけあなたが凄くなっても、レベルが上がる毎に、合わない人、受け入れようとしない人は出てきます。
職場に一人は嫌なやつとか、学校でもいますよね?
全ての人に好かれようと思っても無理がありますので、まずは、ありのままの自分を見てもらい、それでダメならしょうがない、今の場所から向上して行けば良い!と言う意識を持てば問題ない事を認識して下さい。
※深いトラウマや家庭環境のせいで緊張やあがり症になってしまった場合は、完璧主義や対人恐怖症の傾向があります。根本的に解決したい場合は、私が定期的に開催している心理セッションコーチングやマインドチェンジなどを受講して下さい。