コミュニケーション会話苦手克服②

ネガティブ?ポジティブ思考を生み出すサイクルの秘密はこれ!

コミュニケーションが苦手になっている方は、ネガティブ思考になっている方が多いので、「ポジティブ思考、前向きになりなさい、そうすればコミュニケーションは良くなる!

などの言葉を聞き、ポジティブ変換に挑戦してみた方も多いかと思います。

確かにポジティブな人は、ネガティブな人よりも人を引き付けるため、抜群にコミュニケーションは改善されます。

しかし、殆どの方は挑戦されても、直ぐにネガティブ思考に戻ってしまわれたのではないでしょうか?

ネガティブ思考は条件反射

これを何故かと言うと、ネガティブ思考の方は、長年の蓄積されたネガティブな記憶、しかもその回路は長年使われて来て太くなり、もう既に条件反射としてネガティブな思考を生み出すようになってしまっている訳ですね。

例えば良い出来事があっても

「どうせ・・」とか

「怪しい・・」とか

「そんな事をしても・・」とか

これは条件反射なので、ただ単純にポジティブ思考になれと言われても、意味は理解できると思いますが、ほぼ前向きな思考になる事が出来ません。

そこで、どうするのか?

納得できるように附に落とし込み、チヤレンジすればいいのです。

人は漠然とした考えでは中々本気になりませんが「その意味の真の理由はそうだったのか!それならば理解出来、楽勝だ!」と言う事を、腑に落とし込めば誰でも本気になると思います。

ネガティブ思考は生涯消えない!?どうするの?

でも、ネガティブ思考を消すと言っても、残念ながら一度作られてしまったネガティブな思考回路は生涯消える事はありません、

しかし、消えないのであれば、今度はその思考回路を使わなければ良いのです。

使わなければ、その回路は小さくなります。

【超重要ポイント】

そして、今度は前向きで新しい行動や習慣を作る事によって、新しいポジティブな回路をあえて作り出し、その回路を使い続け、習慣化する事によってポジティブな回路は徐々に太くなって行きます。

そうなると、今度は必然的に条件反射で、その回路を使って行くようになるので、ネガティブな回路は使われなくなり、ポジティブ脳になっていくと言う仕組みです。

 

もう一度説明をします。

一度作られたネガティブな回路は生涯消える事はないので、ならば、新しいポジティブな習慣を作り出しそちらに移行して行く。

それが習慣になれば、ポジティブな回路が太くなる。

反対にネガティブな回路は、使われなくなるので小さくなる。

そして、太いポジティブな回路が今後は条件反射となって、その回路を使用する思考に生まれ変わる。

これが、ポジティブ思考を生み出すサイクルの秘密です。

ですから、新しい習慣を今から作り、この事を理屈で理解し、ポジティブに進めて行けば思考回路は切り替える事ができると認識してください。

勿論、今までと同じ行動、習慣で、ポジティブ思考になれと言われても出来ませんよ。

そうですよね?

何も景色が変わっていないのに、いきなり気持ちだけを切り替えろと言われても無理があります。

ですから、何か刺激として、新しい行動習慣を作り上げ、徐々に移行していく事が大事になって来ます。

ストレスは脳を誤作動させる

ただ1点、ネガティブな回路は小さくなったと言っても、一度作られてしまったら生涯消える事がないので、稀にストレスを感じた時に、ネガティブ思考がポン!と出て来る場合があります。

その時に「やはり今回もダメか・・」と、諦めてしまう人が多いと思いますが、小さくなった回路でもストレスを感じたら、たまには出て来る場合もあると、認識しておいて下さい。

何故かと言うと、ストレスを感じた時に、脳は誤作動をする場合がありますので、この事を認識さえしておけば、問題はありません。

ストレスを感じたら誤作動をすると言う理屈(ネガティブ回路が出て来る)と言う事を今まで知らなかったので、諦めてしまう人が多かったのかもしれませんが、今ではポジティブな思考の方が勝っているので

たまにはしょうがないか、人間らしいな・・

ストレスを感じなければ良いのだな、だとしたら今感じているストレスは何だろう?

などと、分析してしまえば大丈夫です。

この理屈で理解し、客観的に自分自身を分析出れば何事も恐れる事はありません。

物凄く心が軽くなり、これからの行動の意味がガラッと変化してしまうので、勇気を出して何事にも挑んで下さい。

条件反射を変化させると言う事は?

レッスン

例えば、レモンをかじる所を想像したら唾が出て来る。(条件反射)

これは、今までの経験で脳が瞬時に判断をし、レモンを食べるとすっぱいと言う指令を出すので唾が出てくる。(ここでは、これが条件反射で言うネガティブな回路とする)

しかし、レモンでも砂糖漬けにした、凄く甘いレモンを食べる経験をすれば(新しい習慣)

今度はレモンを想像しても、理性が働き、レモンでも、すっぱいレモンと、甘いレモンの2通り選べる事ができる。

そして、今後はずっと甘いレモンしか食べないと、レモンを想像した時に、自分の中ではレモンは甘く食べると言う回路が条件反射で出来上がっているので、唾は出て来ない。(ポジティブ回路)

このように、条件を徐々に変化させて行く事が重要となる。