恋愛活動記㉓
【恋愛感情のメカニズム】倦怠期や最愛の恋人が別れてしまう理由とは?

映画ならば障害を克服し、最愛の彼女が出来て、これから2人の人生が始まる。

夕日が沈む光景を見ながら2人が肩を寄せ合っている所でカメラがフェードアウトしエンドロールが流れて来て終了だが、人生はその後のストーリーが待っている。

そう。

恋愛に始まりがあるように、終わってしまう恋愛も多い。

時にはあれだけ好きだった彼女と、どうしても性格的に合わなくなって来る場合がある。

通常、恋人同士は一気に炎が燃え上がる様な恋に突入して行くが、長く付き合っていると、その炎も雨や風で消えかかってしまう現象が起きる。

その雨や風は、長い付き合いで見えて来た障害もあるが、様々な誘惑もあるだろう。

隣を見るといつもの恋人がいるが、最近では外に出るのが面倒くさくなって、もっぱら家デート、喧嘩も多くなった。

出会った頃のトキメキはどこに?

一歩外に出れば、煌びやかに着飾っている女性達に目を奪われる。

「本当にこのまま彼女と付き合って僕は良いのだろうか・・・もっと素敵な女性が僕の前に現れるのではないだろうか?」

彼女が出来た経験をして、一通りのイベントをこなすと(互いの誕生日、クリスマス、季節ごとのデート)そんな気持ちになって来るカップルも多い。

このように自分の恋人以外に目を奪われるのはありがちだが、では、何故人間はそのような気持ちになってしまうのだろうか?

恋愛感情のメカニズム

出会った頃はやる事なす事全てが新鮮で、手をつなぐだけでトキメキの刺激。

キスをするだけでドキドキの刺激、デートをするだけでワクワクの刺激、抱かれるだけで燃え上がるような刺激。

その刺激が恋愛感情となり、炎が燃えあがる材料となっていたわけだが、恐怖も刺激と同じで、人間は同じ刺激を受け続けると刺激だと思わなくなって来る。

したがって、長い間一緒にいると手をつないでもときめかない、キスをしても歯を磨いたかどうか気になる、デートに行っても話す事もなくなった、エッチが雑になって来た。

恋愛は刺激と言う材料を与え続けないと、炎は燃え続ける事が出来ないのだ。

【非常に大事な事】

上手に恋愛を成熟させていくカップルは、互いの成長を通して、(人間的成長、経験、仕事、思考、資格、昇進、問題解決)

それを刺激の材料として行くので、ある程度恋愛がマンネリ化してきても「愛」を育んで行く事が出来る。

しかし、それが出来ないカップルは、いつもと変わらぬ日常に飽きてしまって、倦怠期に突入して行く事になる。

そう。

この倦怠期は刺激に慣れてしまった頃に訪れて来て、その刺激の代替品として、喧嘩で刺激を感じるようになる現象の事だ。

倦怠期に突入する理由

喧嘩をして仲直りする。

それを繰り返す事で、愛をつなぎ留め互いの存在を必要として行くのだが、この関係性は非常に危うくなる。

では、どうして危うくなって行くのかと言うと、最初はあれほど愛した相手の癖や良い所が、逆に喧嘩の材料となってしまうからだ。

分かるだろうか?

自分が持っていない部分を相手が持っていると、そこに惹かれ、それが刺激となり恋愛感情になる。

しかし、長い付き合いでその事にも慣れてしまうと、それは刺激ではなくなる。

どこかで刺激を感じたい人間は、最初好きだった相手の癖や自分が持っていない部分に解釈を変え刺激の材料としてしまうと言う訳だ。

これは全て無意識である。

・決断力があって男らしい所が好き⇒強引に物事を決める所が嫌い

・会話が面白く飽きさせてくれない所が好き⇒お喋りでうるさい所が嫌い

・いつも私の事を心配して気遣ってくれる所が好き⇒男なのに小言がいちいちうるさい所が嫌い

このような感じで好きだった物事を歪曲させてしまうが、イライラも立派な刺激だ。

カップルが別れてしまうメカニズム

これが危険なのが、その刺激にも慣れてしまうと、今度はもっと大きな刺激を与えるようになる。

嫌味⇒悪口⇒人格否定などにエスカレートしてしまう事で、気が付いたら後戻りできない所まで来てしまい破局に向かってしまうのだ。

そんな関係に嫌気がさす頃、外に目を向けてみると煌びやかな女性達が沢山いる事に気が付く。

そして彼女と出会った頃のようなトキメキが欲しくなり、浮気や新しく彼女を作ったりするが、成長する恋愛のパターンに移行しない限りは同じような現象に苛まれる事になる。

この他にも別れてしまうパターンは、最初から刺激がない相手だった場合。

そこまで好きでもないが、何となく付き合いを始めた。

そのような時は、最初から刺激となる燃え上がる材料が何もないため、不完全燃焼になり別れてしまう。

日本では3組に1組の夫婦が離婚しているが、恋人同士ならばもっと確率は高いだろう。

しかし、安心してほしい。

このメカニズムを知る事で、なぜ恋愛感情が冷え込んでしまうのか?

もっと自分には良い女性が現れてくるのでは?

と、誰もが心の奥底で思う疑問を払拭する事が出来るようになる。

女性と長いお付き合いをして行くと、化粧を落とした素顔も見れば、最初に出会った頃のようなトキメキはなくなるが、どれだけ美人の女性と何度付き合っても同じ事だ。

必ず同じパターンになる。

恋愛とは?彼女とは?2人とって本当に大事な事は何か?

それを考えてみれば成長の恋愛に進む事が出来るようになる。

彼女との別れ方で一番良い方法

それでも、やはり自分とは相性が合わず、別れたいと思う事もあるだろう。

恋愛に始まりがあるのであれば、その裏に別れも付きまとって来るが、一番良い別れ方は、ちゃんと話し合って別れる事。

あなたの人生がある様に、女性の方も自分の人生を歩んで行かなくてはいけない。

その時に振り回してしまうような関係や、何となく逃げるような別れ方をしてしまうと、結果的に良い方向に進まなくなる。

彼女を傷つけてしまった罪悪感は、一生あなたの心の中に残り続ける事になる。

例えば、納得いかない逃げ方をされた女性は、自分の気が済むまであなたを追い詰めるかも知れない。

ちゃんと別れを言ってくれていれば、女性はあなたを待つ時間を他の事に使えたかもしれない。

自分が好きになった人が逃げるような事をしてしまうと、今後恋愛に関してトラウマになってしまうかもしれない。

恋愛とは相手がいてくれて成り立つもの。

ちゃんと話し合いをし、違う人生を歩む事を伝える事。

その時間は辛いものになるが、やはり人間は話し合いで解決すると納得する。

悶々と考え込んでしまうより、覚悟を決めて正直に自分の気持ちを伝えた方が、互いに次の道に進む事が出来る。

それが、あなたにとっても、彼女にとっても一番良い解決方法になる事を覚えておいてほしい。

恋愛コンサルタントを長い事お仕事にしてきて、様々なカップルを見て来たからこそ、言い切れる事である。

追記:気功師としての観点から

私は恋愛コンサルタントでもあれば、気功師でもあるので、気功師としての観点から別れについて述べると、相手に恨まれるような別れは怨念を呼ぶ。

その念が巡り巡って、自分に所に返ってくるので、遺恨は残さない方が良い。

確かに別れ話は気が重たくなる事であり、出来ればしたくないと思う。

相手の勘違いで付き合ったと言う事もあるだろうが、それが誤解であるのであれば、やはり誤解をさせてしまった事に非があり、話し合いをするしかない。

人間は納得すれば遺恨は残さない。

その納得は、誠実な話し合いのなかで生まれ、後は時間が解決してくれる。

そして、ちゃんとした別れであれば、それは過去の懐かしい思い出に変換され、良質な念となってあなたの元に届けられる。

これが出来るかどうかで、人生の質はガラッと違ってくる。