恋愛活動記⑧
彼女が出来ない人の多くが自分に自信を持てていないが、自信は行動をする事によっていくらでも作る事は出来る。
しかし、何もしなくて自信が湧いて出て来るものでもない。
多くの女性は自信がある男性が好きだが、その背景には頼りがいがある、引っ張ってくれそう、遺伝子的に強そう、などがある、
実は、自信を持っている人の周りには自然と人が集まって来る。
これは何故かと言うと、元々人間は弱い生き物なので自信を持っている人に強く惹かれてしまうからだ。
自信がある人は安心感がある
例えばジャングルに遭難して、「俺が必ず助け出す」と力強く言う人と「もう駄目だ、死ぬ」なんて言っている人がいたら、前者の方の人にみな従うだろう。
大型船が転覆して「みんな、こっちが安全だ、俺を信じろ!」と言う人と「助からないかもしれないけど、こっちに逃げた方がいいと思う、たぶん・・・」と言う人がいたら迷わず前者の人に従うだろう。
この事からも分かる通り、自信がある人がモテるのはこの人について行けば安心感がある、安全だと言う本能的なものなのである。
では、どうやって自信を作り上げていくかと言うと、
・今まで経験した事がない物事にチャレンジしていく。
・もしくは逃げていた事に取り組んでいく。
自信がない人の多くは今までに何かから逃げてしまっていたり、何かを達成した経験がないので自信を持つ事が出来ないようになってしまっているが、そうであるならば今からその実績を作って行けば良いだけの話だ。
例えばビジネスでお金を稼ぐ、格闘技を習い強くなる、目標を決めたらやり通す。
決してあきらめる事無く、自分が決めた目標に歩いて行く事が出来れば、自信は自ずと培ってくるものだ。
以前、私は四国のお遍路を歩いた経験があるのだが、その記事を読んだ方からお遍路にチャレンジしたいとの相談があった。
話を聞くとその方は全く自分に自信が持てないような感じでかなり消極的な感じがしたのだが、私は良い経験になるからとお遍路の注意点とアドバイスをした。
そして、その方は足の痛みに耐えながらお遍路の1200キロを歩き通した結果、物凄く自分に自信がついてしまい、それからというものやることなす事全てに前向きになって、仕事では結果を残す、プレゼンでは堂々と喋る、女性に対してもビクビクすることなく接する事が出来て、あっという間に彼女が出来てしまった。
このように一つの物事から人間はガラッと変わってしまうのである。
何かから逃げていてはいつまで経っても自信は付かないし、自信を付けようと思えば精神的に強くなる物事にチャレンジしていくしかない。
世界チャンピオンは元々いじめられっ子だった
もう一つの例がある。
女性に対して自信がないのは勿論、会社でも影口を言われ、いつもびくびくしていた男性がいた。
その方は幼年期にいじめられたトラウマからくる自信欠乏だったのだが、精神的に強くなりたいと言う事で、恋愛活動の前に格闘技のジムに通ってはどうか?とアドバイスをした。
驚くかもしれないが、ボクシングの世界チャンピオンや格闘技で結果を残している人の多くが、元いじめられっ子だったケースが多い。
「もうあんな辛い思いはしたくない、今に見ていろよ!」というナニクソの精神が逆にモチベーションになって良い結果を残す。
その方は格闘技のジムに通った結果、精神的に物凄く強くなり彼女も自然と出来てしまった。
会社内でもその方が格闘技をしている事が噂になり、一切影口を言われる事もなくなった。
このように一見遠回りのように見える自信の作り方でも、あえてそちらを選択したほうが遥かに近道になるケースがある。
女性に対して自信がないのであれば、女性に対して自信をつけるのが合理的だが、この方のケースのように根本的な自信が欠乏している場合には根本的な自信を作り上げていかなくてはいけない。
自信の作り方は成功体験を作る事。
何かにチャレンジしていく事。
決して諦めない事だ。
そして、大きな事にチャレンジが出来ない人は、別に大きくなくても全然構わない。
小さな事からチャレンジして行き、ある程度自信が付いたら徐々に大きい事にチャレンジして行けば良いだけの話である。
恋愛活動の恐怖を無くす
恋愛に悩んでいる人の多くは、女性に対して何らかの恐怖を持っている。
馬鹿にされるのでは?
相手にされないのでは?
その恐怖から女性の目を見て喋れず、口数が少なくなって行くが、そのような恐怖を抱えてしまっている場合には、恐怖突入を繰り返して治していかなくてはいけない。
これはどういう事かと言うと、低いレベルの恐怖から徐々に高いレベルの恐怖にシフトして行き耐性を作って行く事である。
遠回りは近道を考える
あなたには今すぐ女性と付き合いたい願望があるかもしれないが、女性に恐怖を感じているようであれば少しずつ力を付けて行く方法しかない。
例えば、現在あなたは50キロのバーベルを上げる事は出来るが、どうしても100キロのバーベルを持ち上げたいとする。
しかし、そのバーベルはビクともしなく腕を上げる事も出来ないし、仮に変な体勢で持ち上げたとしても、どこか怪我をするのがオチだろう。
それよりもちゃんとしたフォームで上げる事が出来る50キロから上げ始め、栄養を取り筋肉を太くして、徐々に重たい重量を上げるようにする。
そして最終的には100キロを上げる事が出来る筋肉を付けた方が、遠回りのように見えて遥かに近道になって行く。
自分が出来る範囲から始めればOK
これを恋愛に置き換えてみると、あなたが大丈夫だと思うレベルのコミュニケーションから始める事。
女性自体に恐怖を感じているのであれば、男性のグループからコミュニケーション取って行く選択も考えておかなくてはいけない。
そして慣れて来たら女性のコミュニケーションを増やして行き、少しずつ自分が理想としているレベルに到達して行けば良い。
目を見て話せるようになれば、今度は会話内容を増やすとか、それにも慣れて来たら、ジョークや女性をいじってみるとか、そうやって自信やコミュニケーションを付けて行く事が大事になる。
以前私のクライアントで、若い女性と話すのが苦手な方がいたが、その方は若い女性と話すと緊張してしまうので、あえてマッチングアプリで熟女たちと出会い緊張をほぐして行った。
40代の女性には緊張しなくなったら、今度は30代、そして20代後半、20代前半と徐々に年齢を下げて行った結果、若い女性と話す事に緊張しなくなり、現在では20代前半の彼女と付き合っている。
それを行った期間は2カ月弱なので、そこまで時間が掛かるかと言えばそうでもない。
一見回りくどいように見えるこの方法を取らなければ、現在でもこの方は若い女性には緊張してしまい、女性から逃げる生活を送っていただろう。
もう一つ事例を出そう。
女性と1対1でデートをすると緊張してしまう男性がいたが、その方は短めのデート(食事のみ)を数回繰り返して徐々にデート時間を長くして行った結果、長時間女性と一緒にいても緊張しなくなった。
このように何らかの恐怖や緊張を抱えてしまっている場合には、一気に高みに登ろうとするのではなく、自分がクリアできる段階から少しずつ筋肉を太くして行き最終目標100キロのバーベルを上げる事が重要となる。
恋愛の恐怖は耐性を作りながら進めて行く事
恐怖を感じている人は、必ず段階を追ってクリアして行かなければ、強烈なトラウマしか残らなくなるので気を付けてほしい。
稀に恐怖症を持っている方に対していきなりハードな事をやらせようとするが、残念ながらその方法では恐怖を増幅させるだけである。
私はカウンセラーでもあるので、恐怖症の事は良く分かっているが、恐怖は耐えられる恐怖から徐々に突入して行き、耐性を作っていかなければ克服できない。
何故なら、恐怖とは刺激で、刺激は慣れて来ると刺激でなくなるからだ。(超重要)
例えば、ゾンビゲームをやったとしよう。
最初は怖いかもしれないが、1度クリアすると2度目はそこまで怖くはない。
3度目になると慣れてしまい恐怖すら感じなくなる。
それと同じ事で小さな刺激から突入して行き、その刺激になれてしまえば今度はもっと大きな刺激にチャレンジしていく。
最初から耐えられない刺激を受けると人間はおかしくなってしまうので、小さな刺激から克服していくのが、遠回りのようで最も近道となる。
恐怖は人間にとって必要な感情で、恐怖があるからこそ危険を回避出来、人類が生き残ってきたのだが、これが必要以上に出てしまうと、それこそ何も出来なくなってしまう。
特に恋愛に関して恐怖は全く必要のない感情なのだが、必要以上に感じてしまっている方は少しずつ耐性を作って行き、是非とも恐怖を克服してほしい。
恋愛にブレーキをかけるネガティブ発言の罠
必要以上にネガティブな発言をしてしまう人がいるが、もしかしてそのような発言を女性にしてはいないだろうか?
それを女性に喋ってしまうと、女性にもそのネガティブが伝染し暗い気持ちになってしまう。
ここで言うネガティブな事柄と言うのは、仕事や上司の悪口ではなく、性格的にマイナス発言の事だ。
例えば、
「どうせうまくいかないよ」
「俺なんか全然ダメ」
「何をやってもうまくいきそうにない」
「生きるのが辛いな・・・」
「友人いないし・・・」
「なんか鬱っぽい」
こんな類の言葉だ。
ネガティブ発言をしている人は無意識にこれらの言葉を呟いてしまうが、言われた方は良い気持ちにならないし、正直言って近づきたくない存在とみなされてしまう。
しかし、何でこんな事を言ってしまうのだろうか?
エネルギーバンパイアになっていませんか?
実は、自分のエネルギーが減って来たので相手からエネルギーをもらおうと、ついつい呟いてしまう行為である。
ポジティブパワーが強い人は、あらゆる場所や物事からエネルギーを吸収出来るので自分でエネルギーを生み出せる。
ネガティブな人は物事からエネルギーを生み出せないので、エネルギーが減って行くばかりだ。
そこで、減ったエネルギーを他人から貰おうとしてしまうのである。
何故かと言うと、それが一番簡単だからだ。
一般的な女性であれば、ネガティブ発言を誰かが呟いたとしたらその人を元気付けるために「そんな事ないよ頑張って」とか「何で?あなたには沢山良い所があるじゃない」なんて優しい言葉をかけてくれる。
それらの言葉をもらい、新しいエネルギーとして利用しているのだ。
女性は本能的に奪う人を遠ざける
しかし、エネルギーを与えた女性は、自分の中のエネルギーが消耗してしまうので疲れてしまう。
この事から分かるように、人間は本能的にネガティブな人と付き合うと、自分のエネルギーが消耗して行くと分かっているので、ネガティブな人を近づけたくないが、相手からもらおうとするのはクレクレ君であって、相手に何かを与える事が出来ていない。
最初から何かを奪おうとする男性と付き合う人は皆無となる。
あくまで相手に価値を感じさせるのは与えるものがあるからこそ価値を感じ取ってくれるのであって、奪う人に価値を感じる人はいない。
ネガティブな発言に気を付けないといけない理由には、これだけの奥深いメカニズムが隠されていてだからこそ、ネガティブであったとしても他人に向けてネガティブ発言をしてはいけないのだ。
女性に対し価値を与えられる男になる
では、ポジティブな思考で、女性に何かを与える事が出来るようになるにはどうしたら良いのか?
どんな出来事にも表裏がある様に、悪い部分と良い部分があるが、良い部分を探す事。
例えば、女性に振られたとする。
通常であれば落ち込んで悩んでしまうが、ポジティブに考えると、まだまだ自分を磨く事が出来るとか、まだまだ沢山の女性と出会う事が出来る、みたいな感じだ。
何もポジティブシンキングになれと言っているのではなく、何か悪い事がおきたらその出来事の良い面を探すだけで良い。
その癖をつけておく事で、女性が何か失敗した事で悩みを言って来ても、その出来事の良い側面を見つけてあげる事が出来るようになる。
現在何も持っていない状態だったとしても、言葉だけで女性に価値を与える事が出来るようになり、それが価値を与える事に繋がって行くのである。
ネガティブ発言は印象操作をされる
また、ネガティブな発言をしていると誰がどこで聞いているのか分からない。
あなたが会社の同僚に何かネガティブな発言をしていたとしよう。
その事をひっそりと近くで聞いていた女性が、あなたのお気に入りの女性に「〇〇さん、かなり暗い性格だよ」なんて言っていたらどうだろうか。
人間は第三者からの意見は何故だか信じ込んでしまう生き物だ。
だからこそ、ネガティブであっても他人には言わない、人から相談を受けたら良い面を探してアドバイスする事が大事になって来る。
実は、良い面を探す癖をつけておく事で、本当にポジティブな思考になって行く。
人間は本能的にネガティブな思考になってしまうが、その流れを変える努力をする事でポジティブな回路も太くなるからだ。
さすがに楽観的なポジティブシンキングは、生存本能の関係で無理があるが、ネガティブな気持ちになったら
「この教訓から得られることは?」
と気持ちをリセットする事で、ネガティブな方向に走るのを阻止する事が出来る。
奪うのではなく、与える人間になる事こそ、価値を生み出す事が出来て「モテる男」に繋がって行く。